2009年3月11日水曜日

日経:中国、資源確保へ動く 不況逆手に調達拡大……ニッポンの農水省は中国を見習え!

最近の中国には感心することが多いが、このニュースもそうだ:
NIKKEI NET(日経ネット):中国、資源確保へ動く 海外大手に出資、不況逆手に調達拡大: "【重慶=多部田俊輔】中国が海外の資源獲得に攻勢をかけている。ブラジルやロシアの石油会社に融資して長期の原油調達契約を結び、オーストラリアの資源会社への出資を決めた。投資総額は約5兆6000億円にのぼる。資金繰りが悪化している資源大手への資金提供を通じて影響力を確保。世界的な不況を逆手にとり、中国経済の成長に必要な資源の調達先を広げている。"
ニッポンの農水省も、少しは中国を見習ったらどうだ。

ニッポンの農水省は、食料自給率が危機的水準にあると国民に恐怖感を煽りながら、やっていることは国内農家への追加支援とか、国民に食料自給率を高めるために粗食をしろとか、もっとコメを食えとかの国民洗脳活動(食育とかいうらしい)だけ。食料自給率が低くて問題なのであれば、中国が石油や金属資源でやっているように、積極的に海外の農地を買収して自前の食糧供給体制を整備することではないのか。

でも、ニッポンの農水省は、絶対にそれをやらない。かれらの「農業政策」とやらの目的は、日本国民に「安定的に食糧を供給する」ことではなく、ニッポンの農民に「安定的な収入」を確保することにあるからである。

かくして、ニッポンの「農業」は滅び、ニッポンの「農民」だけが経済的に栄えるという異常な状況が生み出された。被害者は都市住民なのである。

0 件のコメント: